ヒヨドリ
「カラスとあのギャーって鳴く鳥は嫌い」
以前ある人と鳥について話してたときそうもらされました。いつもその辺りで鳴き散らしている迷惑鳥。でも逆かも知れません。
ヒヨドリは思いのほかに警戒心が強いです。人間の目の届くところに現れますが距離はかなりとり、それ以上近づくとすぐ逃げていきます。双眼鏡で観察していたときには気付かなかったのですがカメラを向けてみると必ずと言っていいほど木の中にいてオートフォーカスが合いません。枝の先っちょに止まってじっとしていると言うようなことがないのです。全身を見せる時は高木の頭やアンテナの上。
鳴き叫ぶのは人間が近づいたから仲間に警戒を促してるのかも知れません。近くに来て鳴くのではなく近くに来られてしまったから鳴いている可能性もありそうです。そういうコミュニケーションツールとして聞くと違う興味が湧いてきます。
シジュウカラが様々な鳴きわけをして文法を操っているという研究が話題になってますが、ヒヨドリも叫び声以外に色んな鳴き方をしていると思います。ヒヨドリの言語に注目が集まる日が来ますように。