カメラ

「カメラはぜったい使わない。歩いて肉眼と双眼鏡と耳で鳥たちや木々と触れあうのだ!」。そんな吟遊詩人か旅の俳人のような誓いを立てていましたが、ちょっとした必要に迫られて手持ちビデオカメラで撮影を始めたら、やはりカメラの魔力にとりつかれてしまいました( ^ω^ )


Olympus OM SYSTEM 「OM-1」

Olympus OM SYSTEM 「OM-1」
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm
M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20

高かった。いいのかこんなもの買って、俺。でも輝いているではないか!

「記録用なのだからCoolpixで充分。上を欲しがったらキリが無いので我慢しよう」と思っていたのですが飛んでるタカを写せないフラストレーションが溜まり、「金は生きているうちに使わなければ意味がない」と理由を付け半ば衝動的に買ってしまいました。2022/12/16以降の画像はほぼこれで取っています。

多少は調べましたがほぼYoutuberのみきさんが「解説!鳥の鳴き声図鑑」というチャンネルできれいな動画を見せてくれているのの受け売りです。

今のところレンズも100-400mm一本しか持っていません・・・。いずれスナップショット用に明るい広角レンズを買いたいのですが。

歩いて普通の鳥に出会うこと、ときには走って遠くに見えた鳥を追うことがモットーなので重いと困るなあと思っていたのですが、やっぱり重いです・・・。それでも歩けないほどではない。実際丸一日これを持って歩けています。

そして簡単にAFを合わせてくれる!カメラのことは何も知らず勉強中ですし、写した写真の善し悪しの基準すら知らないのですが、とにかくカメラが鳥をみつけてピントを勝手に合わせてくれるのはもう魔法のようです。素晴らしい。ありがとう。

レンズは夕暮れになるとさすがに暗いです。生態や形態を見たいので絞りは開放、ISOはなるべく下げてシャッタースピードはそれに応じてなるべく速くの優先順位なのですが、日陰だと一気にパフォーマンスが落ちます。仕方ないです。

そして2倍テレコンバーターも買いました。これは使い方が難しい。なんせ暗い。伊佐沼の干潟の鳥を取るときなどは必須になりますが晴天でないと見たかった細部や何を食べているのかは分からなかったりで記録用としてももどかしい分解能です。YouTubeなんかでの写真家連れてきての売り文句では「ほとんど劣化してないですよ~」とか言わせてますがいや劣化してる。

とは言えテレコンバーター付けて手持ちでもOM-1との組み合わせなら晴れなら何とか写せてます。カメラとレンズの性能はすごいです。それでもやってしまう手ブレを抑えるのは修行中。メガネをかけてるのでEVFを見ながらおでこに当てるとメガネがずれてファインダーが見えなくなるという苦労をどう解消するべきか悩んでいます

動画も非常にきれいです。4Kで撮っていますがこれのコマを取り出したほうが私の下手なシャッターよりいいとすら感じます。重い三脚は持ち歩けないので携行三脚で雲台のネジをギチギチに締めて、それでも重みでずれてくるのの上に乗っけてオオタカやハヤブサの飛び立つ瞬間を撮っています。

重いけど充分軽い。マイクロフォーサーズにしてよかったです


NIKON 「Coolpix B600」

「安い。必要充分。芸術的写真は要らない。あくまで記録用。フルサイズで1440mm換算の超望遠。お得だろ」 これらの理由で超望遠コンデジのB600にしました。あと下にあるビデオカメラではサギたちが何を食べてるのかよく分からないのでそれを知りたいと思ってもっとはっきり見えるものをとある程度の必要性からです。そちらはこのカメラでもあまり分かりませんでしたが。
これの一番の利点はなんと言っても軽いこと!これとショルダーバッグをかけていても走れる。遠くに猛禽類が見えたらダッシュ。それができます。
画質は素人には充分です。これでいいじゃん、そんなカメラ。

難点は三脚に取り付けてズームレンズを伸ばすと前が重くなって位置が定まらないこと。動画を撮ることが多いので苦労しています。あと最大の不自由さはEVFが無く液晶画面も固定で老眼が入りかけている私には動いている小さな被写体が捉えられないのです。メガネを外すと液晶は見える。でも空の鳥は見えない。逆にメガネをかけると鳥がどこにいるかは分かるがレンズの中に収められない。タカの飛翔をよく見るようになったのに取り逃がすことばかりで辛い。静止している対象でもAFが合ってくれないこともよくあります。

そういうわけでメインはOM-1に譲りますがこれからも探鳥以外の用事で電車で出かけるとき、スーパーにお買い物に行くときなどはこれと双眼鏡「OLYMPUS 8✕25 WPⅡ」を携帯して行くつもりです。


Panasonic「HC-V480M」

コンデジでも一眼でもありません。小型ビデオカメラです。
たまたま持っていたので「ちょっとこれで映してみるか」とオオジュリンのアシの葉っぱ剥きを撮影しその後もときどき使いました。光学倍率60倍で単に記録用なら充分なのですが上記の理由でお役御免となりました。

やはり液晶画面が小さく見づらいのでストレスは溜まりました。静止画も撮れるのですがシャッターを押すとぶれます。でもセッカが巣材を運ぶところやクイナを至近距離から映したときに使っていたものなので、このカメラには感謝しています。