川越市岸町一丁目にある仙波河岸史跡公園のそばの金網で囲まれた池にマルガモがいました。マルガモとはマガモとカルガモの交雑種のことです
周囲100mあるかないかの小さな池。アシやマコモらしき植物が隠れ家を与えてカモが毎年少数越冬します。このオスのマルガモは年初には公園の中の池にいたのを見ました。そしてさらにメスのマルガモではないかという個体もいます
奥の一見カルガモっぽい子はくちばしが先と会合線でオレンジ色です。カルガモではくちばしの先だけ黄色なので色と配色が微妙に異なります。また顔も模様はカルガモに似ていますがカルガモより過眼線や口角からの頬線が薄く、さらにその他の色は茶味が強いように感じます。つまりメスのマルガモという可能性が高いのです
少なくともオスのマルガモはほかの純粋なマガモたちに交じって冬にここや隣の公園にいっしょに現れるのですから渡りをしているわけです。なのにあの子だけはここでお留守番してる純粋カルガモってことはないんじゃないでしょうか。その子も一緒に渡りをする「マガモ的メスのマルガモ」なんだと勝手に、でもちょっと確信持って思います
そうすると面白いのは以前、逆にカルガモと行動を共にしていたマルガモを伊佐沼で見たことです。マルガモのアイデンティティーは個体によって違うのでしょうか。それともメス親がマガモだったかカルガモだったかによって変わるとかあるのでしょうか。
ほかにもこの小池にはコガモ、カイツブリがいました
仙波河岸史跡公園のほうは姿が見えるのは今日はヒヨドリだけでしたが、シジュウカラ、コゲラ、ウグイス、シメなどなど現れます。池の中にハンノキがありその実は様々な小鳥に好物です。近くにいくつかある神社にはアトリやシロハラを見たこともあります
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