オオセッカではなかったが・・・ ー伊佐沼ー 2022/12/12

先日一度はオオジュリンと思い込んで投稿してしまったもののその後「オオセッカでは・・・?」と書き換えを迫られた画像がありました。
伊佐沼 キンクロハジロ、さらにハヤブサ 2022/12/03

今日、もう一度行ってようやく姿をカメラに収めることができました

ほんの一瞬出てきてまた姿を隠しもう見られませんでした

セッカでした。写せたのはこのアングルのみでしたので前や横からの特徴は分かりませんが『日本の野鳥650』『街・野山・水辺で見かける野鳥図鑑』を参考にし、頭頂の黒みがかった線が明瞭であることと尾の先端が薄い色(白色だそうだが光の差し方でこの画像では判断できない)になっていること、その尾の先端が丸みを帯びてることで、オオセッカでは無くセッカだと断定できます。(ちょっと尾羽が長すぎる気はするのですが)

両書とも「セッカはオオセッカよりずっと小さい」などと書かれているのですが、数字での全長は両方とも13cmと同じに表記されているのが面白いというか悩ましいところです。どう考えればいいんだ・・・。かくいう私も「オオセッカであって欲しい」という気持ちからか、ぱっと見ではスズメより大きいと今日は感じていました。写真を撮れてよかったです。探鳥は目で見て楽しむことを第一にしたいとは思っていますが、識別にはカメラは不可欠なようです。

巣作りの時と同じく用心深い

世界的な希少種で日本にはおそらく1000羽しかいないとのオオセッカでは無かったものの、さえずり飛翔をしている春から初夏以来のセッカを見られてたいへんうれしいです。今はスズメさん達が同じ場所でわんさかとアシの種をついばんでいるので意識しなければ違う鳥だとは分からないでしょうし、目立つ時期では無いときの鳥を発見することができたのも自分のレベルが少し上がったようです。ガイドブックに書いてあっても今まで覚えてなかった「セッカの尾の先が白で丸い」ということも覚えることができました。そもそもそのオオセッカという鳥がいることも認識しましたし。

粘って不動の姿勢で一時間待った甲斐がありました。場所は西岸のテニスコート反対側のアシ原です。粘って不動の姿勢で一時間待つと同じように冬のセッカを見られるかも知れません。

それにしてもオオジュリンはまだ一度も見ていないということになります。アシが完全に枯れないと中のカイガラムシが捕りにくいから1月頃から来るのでしょうか。それとも年によって差があるのでしょうか


今日は伊佐沼一周はしなかったのですが夏には林の中にいたシジュウカラやコゲラが桜並木に現れていました。

今日はユリカモメは見られませんでした

冒険の森の横の水路のカルガモ。橋の上から見てても逃げませんね。伊佐沼のほうにいるときは逃げるのに面白いです。潜っているときは尾羽をクイッと下に曲げているのも面白い。バランスを取ってるからなのか腹筋(?)に力が入っているからなのか。また以前からよく見るのですがアライグマの足跡がありました。今日は土の湿り具合ではっきり型が残っていました

「降参。バンザイ。お手上げ」

トビは今日もカラスに追われていました。現れたときは地上すれすれまで降りてきたので食事の姿や何を食べるのかを見られるかとわくわくしたのですが、空振りで上昇しまたご覧のありさまです

スズメの群れがアシ原で食事をはじめるとほぐれた綿毛が軽い風に乗って歩道に寄せてきます。寒さは増してきたけれど日差しの健やかな小春日和でした

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