ノスリ

南古谷の新河岸川周辺は一羽のノスリの縄張りです。一日一度はとあるお宅のアンテナの上に止まっています。孤高の威厳があります。

ノスリはガイドブックでは「ホバリングで狩りをすることも多い」と必ず書かれていますがこの個体がホバリングをしているところを見たことはありません。一方、九十川の一面田園の木にいた別のノスリはホバリングで獲物を狙っているのを見たことがあります。

私が(一方的に)懇意にしている南古谷の子は住宅地に囲まれた河川敷と田んぼが狩り場で、周りはアンテナや電線といった高所が多いのでそこで待ち続けてほぼ真上から下を狙えるからなのではと思います。普通はそれが出来ないので見つけたネズミやモグラが草や土から出てくるのを待つ為に真上でホバリングして待っているのでしょう。

ハヤブサやオオタカが都会に順応してきているということは昨今よく耳にしますがノスリもこうやって狩りのしやすい人間の施設を利用するようになり始めているということなのでしょうか。

相棒のように感じているこの子にはぜひ名前を付けたいのですがオスかメスか分からないので出来ないんです。ノスリの雌雄、どうやって見分けるのでしょう。