この付近で唯一のハクチョウ飛来地である川島町の越辺川ハクチョウ飛来地に行ってきました
時間は午後1時。日中は田園へエサを探しに行っていることが多いそうなので数匹でも見られればいいやと思っていきました。あとオナガガモはたくさん居るはずですし
到着、冬の午後の日差しが強く差し込む水面にオナガガモが目に入ります
日差しが強いと影も強くなって目が見えなかったり色がつぶれてよく分からなかったりしてしまいます
しかしこの日は目の後ろは三角形の緑色になっていることを日差しの角度で確認することができました。ガイドブックではこの部分はどれも茶色一色ということになっていますが、構造色で光の角度で色が変わるようです
メスはほかのカモのメスに比べてもワンポイントの模様も無いし、くちばしも真っ黒で特徴に乏しい印象ですが、一枚一枚の羽の茶白がリズミカルで軽快さを感じさせます
ぜんぜん人を怖がりません。足下でくつろいでいるし飛んでもすぐ降りる。ふーむ。餌やりしてる人がいるんだなあ・・・
その奥にはハクチョウの姿がありました。昼間なのに結構います。手前に15羽以上、反対岸に20羽以上ほどいたようです。昼間なのに多いのではないでしょうか。なお1月も終わりですがまだ飛来数は増えている段階のようです(参考:川島町HP「白鳥」)
「川島町のコハクチョウ飛来地」という紹介がされているのでひょっとしたらオオハクチョウもいるかもとか考えずに全部コハクチョウだと決めつけて識別とかしませんでした。ほんとはなんか違うのいるかも知れません
5羽から7羽ぐらいのグループで行動しているようです。家族単位だそうで幼鳥もちらほら見られます
当歳の幼鳥は秋口には全身灰色なのだそうですがだんだん白くなっていくそうで、日本を旅立つ春には真っ白になっているはずです
しかし逃げない。いや逆に人が水辺にいると寄ってきます。ほかの人が居ないときにエサをやっている人がいるんでしょうね。幼鳥は親よりも大胆でした
周りにはカワヤナギの大木が並びヨシ原が広がっています。地面は残念ながら夏にアレチウリに覆われて死滅した植生のようですが小鳥たちには隠れ家としては悪くないです。あちこちからガビチョウの声が聞こえますが姿は見えません。姿を現してくれた鳥たちはこちら
ほかにもスズメ、ホオジロ、コゲラ、チョウゲンボウ、キジバト、マガモ、コガモ、カルガモ、カイツブリ、ダイサギがいました
そして今年始めて見たアカハラ
ポピョポピョポピョと鳴きながら逃げる鳥がいたのでシロハラだろうと思っていたら思いがけずオレンジ色で気持ちが高ぶりました。私が昨シーズン見たアカハラも河川敷だったので林床に多いシロハラより開けたところを好むのでしょうか
二枚目の画像では右がくちばしに黄色が入っていてオス、左はそうではなくメスのようです。時間があればハクチョウではなくアカハラをずっと見ていたかったくらいです
「最強寒波」とやらが来ると天気予報で言われていたとおり3時ごろに急に風が強まり気温が一気に下がりました。オナガガモもハクチョウも川に入り風に耐え始めました
ハクチョウが昼でもここにいたのは天気が悪化するのを知っていたから遠出しなかったのでしょうか
ときどきハクチョウが飛び立ちます。飛ぶときはカワウと違いがあります
カワウは両足跳び、ハクチョウは走って水面を蹴っていました
私も飛ばされそうなほどだったので後ろ髪引かれつつ川をあとにしました
駐車場ではそんな中でもヒヨドリがセンダンの実を頬張っていました。こいつらほんとに何でもよく食べる
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