19日20日と二日にわたって仙波河岸史跡公園に行きました。12月半ば以来ひと月ぶりです。カモ編は別投稿でここでは公園とその周辺で見られた空の鳥たちを綴ります
まずハイタカですが1日目の午後に愛宕神社の寺社林から南西に飛び出してきました。慌ててカメラも向けましたが間に合わず。家の陰ですぐ見えなくなったので後を追い旋回していないか空を見渡し、また近くの家のアンテナなども探しましたが見つかりませんでした
二日目の午後、カモなどを見に隣の沼の周辺を歩いていたときに今度は沼の周りを囲むサクラの木の中からまた飛び出して、今度は逆に愛宕神社の木々のほうへ飛んでいきました。前日も沼の周りに降り立っていたのかも知れません
ハイタカはオオタカに狙われないよう枝が込み入ったところ好むそうなので今度も探し出せず。その後1時間以上動き出すのを待っているとようやく一瞬その姿を捉えることができました
確認用のシャッターを押しもっと近くに走って行ったときにはまたいなくなっていました。画像を確認すると尾の縞模様や背中の白い班などでやはりハイタカと同定できます。沼にはヒヨドリが飛び交っているので開けた沼の上だと狩りをしやすいのかも知れません
とにもかくにも確認できてよかったです。今度見られたときはしっかり写真を撮って伊佐沼や新河岸で見る個体と同じなのかそれともここに居着いている別の個体なのか、雌雄の判別も含めてできるといいと思っています。もちろん狩りの瞬間を見られたら最高です
さてこの公園は田園と川の脇にありなおかつ付近にはほかの林がないことでオアシスのように鳥が集まり、密度が高くいろいろな鳥が見られます
赤間川の流路が変えられてつなげられるまではここが新河岸川の起点でした。私が子供のころはまだ滝があったと思いますが今は湧水になり、湿地を作っているので水辺の鳥たちも集まります。また高木のケヤキやサクラなどの落葉樹は虫を多くはらみ、ケヤキのほかにもハンノキ、ネズミモチ、ツル植物の実も鳥の冬場の食糧となっています。愛宕神社や氷川神社の寺社林も鳥たちを育んでいます
その湿地ではダイサギやタシギが水底をつついていました
カワセミとメスのジョウビタキはここのアイドルのようですね
ジョウビタキは公園に一羽、沼の周りに一羽いるようです。両方ともメスですが同じ子ではないと思います
湧き出るきれいな清水は気持ちいいのか水浴びしている鳥たちをよく見かけました
また鳥たちのついばむエサも種類が豊富でエサを探す姿、食べる姿は見ていて飽きません
シメはハンノキの実を食べに数羽で訪れすぐに去ってしまいます。1日目の沼ではヒヨドリたちが盛んに沼の上を横切ってユスリカをフライングキャッチしていました。またカラスウリやネズミモチなどあまり鳥たちが好まないのか、なかなか減らない実もヒヨドリが食べるところを見ました。ヒヨドリは昭和の中頃まではさほど多い鳥では無かったそうですが、その後爆発的に増えたのは都市部の街路樹や雑草の種類の変化が関わっているのかも知れません
シジュウカラは冬眠中のなにかの昆虫を引きずり出していました。身を守るために繭を作っているのにたまったもんじゃありませんね
シジュウカラ、メジロ、エナガ、コゲラの混群は広い林より巡回サイクルが短いので多く見ることができる場所だと思います
密度の高さではウグイスの多さにはとくにビックリしました
デッキ脇の笹の中、愛宕神社の藪の中、家の垣根の周りといたるところに別のウグイスがいます。そして沼のヨシの中には2~3羽ほど一緒にいました。すでにこの時期にオスはメスを囲っているのでしょうか
しかし姿を見られない!いや双眼鏡では見られるんだけどカメラでは写せない、私の腕では。藪の中にいるのを撮影したかったのですがそちらはピンボケ。たまたまサービスで外に出てきてくれた子をなんとか写すことができました・・・
メスのシロハラも一羽
木の多い湿地帯なのでアリスイがいないかと目を皿のようにして探したのですが見当たらず。また水深が浅くヤブに囲まれているのでクイナもいるのではと思いますがいたとしてもそう簡単には出てきてくれないでしょう
昨シーズンはモズも人の目の前で尾を振っていましたしとにかく狭い範囲にいろいろな鳥が多く見られる楽しい場所です。春先に氷川神社にはアトリが立ち寄っていたのでこの公園にも来るかもと楽しみです。逆に人家の隣なのにスズメはまったく見ないのは面白いですね。たまたまなのかな?ドバト、カワラヒワ、ムクドリも見ませんでした
さて小鳥たちだけでなく沼のカモも非常に面白いので続きをどうぞ
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