昨日今日と空いた時間に近くを散策してきました。田んぼや新河岸川にいる鳥たちを観察してきました
一週間前には聞こえなかったオオヨシキリのさえずりがギョッギョッと2カ所で聞かれました。ただ来たばかりだからか、あるいはライバルがまだいないので張り切る必要がないからか、ヨシ原の奥のほう、下の方にいてなかなか姿を見せません
でも初物をなんとかカメラに収めたいと粘って見ました。1日目は声がしなくなってそのまま現れず。2日目の朝7時ぐらいにこうやって狭い範囲を主張していました
この先、オスはいくらでも見られますがメスを見てみたい。どうやったら見られるんだろう。去年は8月ぐらいになると大人になりかけのヒナが活発にエサ取りしていましたが、その前の段階の子育てしてるメスはセッカと同じくちょっと難しそう
それと書籍にはカッコウの托卵対象にされるとありますが近所でカッコウの鳴き声を聞いたことがありません。川越も今住んでいる辺りよりもう少し住宅街にいたときは鳴いていた年もあったのですが。いずれにしろ夏が近いことをオオヨシキリに教えて貰いました
さて今回ももの食う鳥たちに注目してみました
ついにカエルが食べられちゃってました、恐竜の子孫に。サギたちがカエルを食べてるとこを見るとティラノサウルスに人間が食われるときはこんな様子なんだろうなと思わされます。このアオサギは小さなドジョウを。ハクセキレイは何かの節足動物をくわえています。ザリガニなのかな。こんな小さなザリガニが越冬できるかな
先日見たチョウゲンボウがまた来ました。2日は風がもの凄く強くやはり風が強いとホバリングでエサを探すようです。場所を変えながら田植えをする人が近くにいてもお構いなしにホバリングを続けます
何か捕まえたようなので写真を撮り続けました。見ていると飛びながら食べています。今まで見てきた限りではチョウゲンボウは捕まえたその場かあるいは電柱などに持ち帰って、止まって食べていましたが飛びながらは初めて見ました。するとしばらくするとその固まりを自分で放り落してしまいました。
怪訝に思い帰ってからよく見てみるとどうやら掴んでいたのは草か何かの固まりでエサごと掴み上げたようです。そしてその中からどうやらヘビが脱出して落ちていったようです。こういう獲物の捕まえ方があるのかとかなぜ移動してしっかり押さえつけられる場所で食べないのかとか、不思議に思いました
さらにその後、二匹目のヘビをこんどは直に掴んでホバリングで食べ始めたのですがこちらは自分で離してしまいました。噛まれたのか?これもなんで飛びながら食べようとしてたんでしょう
ほかに見られた鳥の一部は次の通りです
カルガモはどの個体も必ずペアを組んでます。今回は田んぼを中心に巡ったのですが空飛ぶカルガモがたくさん見られました。しかし彼らはどこで産卵し抱卵するんでしょう。まだその時期には早いのかな。それともペアによってずれがあるのか。とにかく今年は生まれたばかりのヒヨコな雛たちの行列を探し出したいです
ホオジロもさえずりを始めました。キジは正面から見ると顔は装甲車のよう。そしてアップにするとブツブツが結構気持ち悪い…。苦手な装飾です。ツグミは最後の一羽かな。みんなに遅れて旅できるのか心配
カワセミ夫妻は朝5時からお盛んでした
日が昇ってすぐの時間帯でした。新河岸川の対岸。少しでも近づいたらもう出てこないのでしょう。まだ暗いうちにはヒクイナの鳴き声も田んぼの脇のヨシの中や、寺尾遊水池からしていました。ヒクイナは見たことがないのでなんとかこれも課題にします
そして一羽だけムナグロも
『日本の野鳥650』(平凡社)によると「幼鳥は冬羽に似るが背中の斑紋が多く黄みがかっている」ということなのでこの時期まだ胸に黒さがまったく表れておらず、背中の黄色さもあるので幼鳥ではないかと思います。まだ慣れてなくて群れからはぐれてしまったのかも知れません
カモやホオジロ類大部分が去ってしまう夏もいろいろ楽しみなことが多そうです。図鑑などにシギ・チドリほかいろんな鳥の説明に「田んぼでも見られる」と書いてある種も多いのでそれらも万が一を期待して歩き回ってみます
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