いましたよ、コアジサシじゃないのが

毎日のように「どーせいないんだろうけど」と思いながらいないことを確認しに伊佐沼にちょい寄りしてましたが、8時ちょっと前に来て沖に目をやるとなんかでかくて黒いのがいます。違和感感じてシャッター押して双眼鏡で見て、どっちみち自分の知識のストックにはアジサシたちは無いのでそこにいるかたに何なのか聞くとこれがクロハラアジサシなのだと教えてくれました
やった。クロハラゲットだぜ
数は一羽だけ。沖合の杭の上に止まっている時間がほとんどであまり飛ばないもんだなあと思って見てました

かかとを完全に曲げずに止まる姿勢、一回り大きいシルエット、太い胴、ヴァーミリオンのくちばしなどから止まっているときもすぐにコアジサシではないと分ります。飛ぶとさらに顕著


もちろん黒い胴の色は一番の違いですが翼もシダレヤナギのようなコアジサシのものほど細くなく、かまぼこ形でイソシギぐらいの縦横の比率の印象。尾羽も違いがありツバメのように両端だけ長いコアジサシに対してクロハラは長さが均一なので狭い扇形に広がります。足もコアジサシのように腹の羽毛にしまわれずに外から見えたままです。つまり飛んでいるともっと違う鳥だと分ります



「遠いところにいるときこそマイクロフォーサーズの2倍の焦点距離が武器になる、さらに倍の実質1600mmで勝負だ!」とテレコンバーターも付けて写してみましたが、やっぱり画像が甘くなるだけなんですよね、これ。いまいちテレコンの使い時がわからない


どうやら名前の通り腹黒い性格のようで近くでいちゃついているコアジサシを見るといらついてきてドツきに行きます。そういうことのためには飛ぶ

しかしなんで一羽とか数羽とかで来るんだろ。毎年のように入るそうだから同じ個体なんだろうけど大きな群れから離れてここがいいと決める意思決定のプロセスはどうなっているのか。ほかのどの旅鳥もそうですがこういう縄張りを持たない上に飛翔能力の高い鳥なら、なおさらほかでペアリングの可能性が高くなるよう集団でいたほうがいいのではと思ってしまいます
コアジサシのオスのようにせっせとエサを捕りに飛び回るでも無く、また彼らのように何を合図にか大空を集団で巡り続けるわけでも無く、ただただふてぶてしく止まっている様子は冬に見たセグロカモメ見たいです。あそこまで凶悪な顔してないけど

コアジサシは数が少なく10羽ほどでした。コアジサシの数とほかのアジサシの出入りはどちらかがどちらかに影響あったりするのかな?




東岸のアイドルになったカイツブリの雛たちは今日は親の背にしっかり乗らせて貰っていました。カワウは茶色い幼鳥がなぜか多い。成鳥は繁殖に入っているから見る機会が相対的に減ってるということなのかな。オオヨシキリの縄張り争いはまだまだ続く。伊佐沼の縄張り範囲は新河岸川河川敷や寺尾遊水池に比べて狭いように感じます。沖の浮島は安全だから競争率が高いのかもしれません。
冒険の森にキジバトが巣作りしているのを昨日発見しました。低いところに作っているのを色んな場所で何件か覚えておいて見て回っているんですがまだヒナがいる様子は見ることができてません。ここもそのストックのうちのひとつになるかなと思っていたら、諦め半分だったクロハラアジサシが来てくれてました。なのでもうこの巣を観察する機会もそれほど無いかな
いや待てよ。この間見たのはもっと白いアジサシだった。で、隣にいた方は「ハジロなんとか」って言っていた。これじゃないのもまだ来るのか・・・。まだ伊佐沼通わなきゃいけないのか
キジとかカルガモとかコチドリとかのヒナを探しに行きたいのに。雑木林も行きたいのに
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