昨日伊佐沼に行ったところ一昨日まではいた2羽目のクロハラアジサシの若鳥がいなくなっていました。コアジサシも一羽も見当たらずアジサシシーズン終わったかなと思ったのですが、今日また新たな個体が来ていました
はやり昨年生まれたクロハラアジサシの若鳥のようです。前の二羽と違い胴に黒い班が点在してます。前回の個体と比べ頭部がより白色味のあるごま塩模様で、そのため目の後ろの黒さが際立ちます。その目の後ろの黒が下まで伸びてはいないのでハジロクロハラではなくクロハラです
前回の個体は浮島のすぐ南に必ず止っていました。今回のはそれより南の竹の杭の2本のうちどちらかをお気に入りに定めたようです。しかしまた若鳥。最近出版された『都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰』 (中公新書 唐沢孝一著 2023年)にツバメの渡りが親と幼鳥が別に行うことを述べている箇所で「シギ・チドリ類の秋の渡りも、成鳥が先(7月上旬)に、幼鳥は後(8月下旬から)である。(第2章ツバメの栄枯盛衰 – 3ツバメの集団ねぐら – 幼鳥だけで渡るツバメ)」と書かれています。春の渡りの時期には幼鳥も生後半年以上たっていますがそれでもこうやって親鳥たちよりは遅れて旅しているのでしょうか
コアジサシは1羽だけでした
コアジの営巣地は入間川や荒川の河川敷とか中州とかなのでしょうか。ご存じの方は知っているのでしょうが来年、自力で見つけてみたいと思っています。もちろん遠巻きに眺めるだけにしますが
最近イソシギが一羽伊佐沼に戻ってきて時々姿を見せます。雨覆や肩羽のサブターミナルバンドが黒く太くはっきりしているのが幼鳥だそうですが、私のカメラじゃこの距離ではそこまで写せない。拡大するとどうも羽の色は茶色のグラデーションのようなのでこの子は成鳥のようです。パートナーと死に別れて愁いに沈んでいるのかなとか勝手に想像しています
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