ハジロカイツブリ夏羽!!・・・がいましたが -狭山湖- 2023/06/24

狭山湖にもアジサシやカモメがいないかと行ってみました。狭山湖は東京の水瓶ですが同時に綾瀬川の源流でもあるので強引に新河岸川水系と考えています

時刻は午前7時頃。しかし湖上を飛ぶ鳥はツバメたちばかり。しかし湖面に何かいます。時々潜る。カワウのシルエットではないのでこれはカイツブリの仲間に違いない。双眼鏡を覗きます。そしてシャッターも押します。しかし・・・

Olympus OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F8.0 1/400 ISO200 400mm(35mm換算800mm)

遠く遠く離れた場所で…。冬にも苦しみましたがなんせ湖面まで遠いのが狭山湖です。その上カンムリカイツブリやハジロカイツブリは岸まで寄ってくれることが少ない。エサにしてる魚はワカサギなのでしょうか。ならば岸の近くには確かにいないはず。沖を回遊しているでしょうね

この距離の画像を切り取ったのがこちら。正体は…

ハジロカイツブリ 夏羽 F13 1/160 ISO200 400mm(35mm換算800mm)を切り取り

ハジロカイツブリでした。双眼鏡では分らないほど遠いし写真で撮ってもこの画質なので感動は薄いのですがとりあえず悪くない出会いです。渡りをせずずっとこの一羽がここにいたのか、例えば海にいたのが極めて遅い渡りの途中で羽休めに降りたのかどちらかは分りません

テレコンバーターMC-20使用 F13 800mm(35mm換算1600mm) を切り取り

テレコンバーターを付けてみましたがいつものとおりF値が低くなりすぎて解像度が下がりまくります。遠くを撮れるというメリットを感じません

もっと朝早く来れば岸に寄っているかもと25日にも来て見ましたがどこにもいませんでした。残念


うれしかったのはイカルチドリを発見した事です

湖畔のコンクリートを徘徊していました。ペアでいたのですが一緒に写せるほど近寄っては暮れませんでした。コチドリかなと思ったんだけどなんかでかいんで違和感を感じて撮って見ました。アイリングの黄色の細さやなんやらでイカルチドリと同定しました

この季節、繁殖のためにつがいを作って子育てしているのを入間川や荒川の河原に行けば見られるんでしょうが、新河岸川以下の小さな川ではそもそも河原がない。不老川は水量が少なくなるといい感じの石がゴロゴロしてる場所がありますが、ちょっと雨が降るとすぐに冠水してしまいます。なので自分のフィールド内で夏のイカルチドリを見られたのはうれしいことでした

狭山湖での主役はガビチョウです

ガビチョウ

ここまで鳴かれたらうるさいと言うほどあちこちで鳴いています。いつもは笹藪の中に潜んでいるのに簡単に姿を現わします

鳥たちのさえずりはほかにはウグイスが目立ちました。ウグイスの季節の移動は垂直移動なのかなと思っていたら、高地でもない狭山湖の森でたくさんさえずっている。でも川越の雑木林にはいない。どういう基準で繁殖地を選んでいるのでしょうか。さらにホオジロも歌い、そして早朝に数回ホトトギスが鳴いていました

しかしウグイスは私には写せないですw 冬のほうがまだ足下の笹藪に居るから見つけやすいです。鳴いている方角を裸眼で見つめ続けて、鳥が動いた!と双眼鏡を覗くとシジュウカラだったりコゲラだったり。まあ昔は潜行性のやや高いアオジを見るのも苦労してましたが、バードウォッチング続けているとなぜか人前でも平気にエサを探してる群れもあったりして拍子抜けしたもんです。ウグイスもカメラに収めるためだけならそういうのに出会えるまであまり根を詰めないのがいいんでしょうが、本来のウグイスは木々の細い枝と葉っぱの中をちょこまかしてるものなので、そういうウグイスの日常を見てさらに撮りたいのですが。なにか方法無いものでしょうか

見てると必ず何か面白いことをしてくれるスズメさんはこの日は石の地面にお腹をこすりつけてました。水浴びや羽づくろいでは取れない寄生虫を落としているのでしょうか。あるいは発情してるのかも。うちのインコも枝にお腹こすりつけたりします

同じ色合いの花が咲いていました。カワラナデシコは園芸植物としては普通に売られてますが、自然下では埼玉県のレッドデータブックでは「深刻な危機」絶滅危惧IA類です。ネムノキの花は満開。秋に実が鳥たちのご馳走になるでしょう。ホタルブクロもコミカルな花で楽しませてくれました

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