「いい話と悪い話がある。どっちから聞きたい?」
悪い話からします。おととい見つけたコチドリの卵が無くなっていました・・・。殻も残されていません。周りに親鳥もいないです。ネコかカラスかイタチかアライグマか。やられてしまったようです
しばらく待っていると2羽のコチドリが飛んできて少してくてく歩いていましたがすぐに飛んで行ってしまいました。近くの田んぼに行くとコチドリが鳴きながら黄昏れていました。あの親鳥だったのかな
まだ夏が始まったばかりでもう一度ぐらい産卵の可能性はあると思うので引き続き観察を続けていきます。でも白色レグホンじゃないから卵を作るのにも時間がかかるだろうし、オスメスとも交尾のタイミングとかもあるだろうしそう簡単にはいかないかもしれませんね
「でいい話とは?」
アマサギがいました。南古谷の田園地帯です
車を走らせていたらどうもコサギにしては丸っこいのがいると違和感を感じたので停車して双眼鏡を覗くと、あらまアマサギではないですか。始めて見ました。ラッキーです。数は一羽だけです
すぐ側に車が止まっているのでもしや同業者?と思ってカメラを覗くとあちらもカメラを構えていました。これは絶対私のせいで逃がしてしまうわけにはいきません。慎重に牛歩で近づきます
休憩中なのか車や人が凝視しているので緊張しているのかほとんど動きません。たださすがにほかの地域では水牛の背中に乗っかったり耕運機の後ろをわいわい着いて歩いてエサをとったりするような大胆な性格のせいか、ほかのどのサギたちよりも警戒感は薄く人との距離感は近いようです
川越周辺でもいるところにはいて珍しくはないんでしょうが私にとっては希少種。迷鳥。さっきのコチドリの卵の悲しみが少し薄らぎました
しばらくすると一点を見つめ始め体をまっすぐにしてきたので、あ、飛ぶなと思ったら案の定飛びました
50mほど飛んで降り立ちました
実は今年はまだチュウサギも見ていませんでした。いや見てはいたのかも知れないけどまだまだ未熟でぱっと見でダイサギと区別が付けられない。口角が目の後ろとか首の長さとかは見る角度や伸ばし方でずいぶん変わってしまうから。婚姻色も出ない個体もいるし。チュウサギだと思っていた鳥を後から写真で見たらダイサギだったことが2回有ってすっかり自身を無くしてしまいました
でもこれはチュウサギだろ。ドン
今の時期チュウサギたちはどこにいるのやら。秋の刈り入れのときには追い出されたイナゴを目当てにコンバインが動いている所には必ずチュウサギが群れていたんですが
『見たくなる!日本の野鳥420』には「魚類よりもカエルやバッタなどを捕食することが多い」(p242)と書いてありますが、今日はドジョウばかりをガシガシ捕らえていました
そりゃ一番獲りやすい獲物を獲るのは当たり前だなって話なんでしょうが今はもう田んぼでもザリガニの季節のようで、至る所でザリガニの残骸を見かけます。サギさんたちの仕業です
6月1日からはアメリカザリガニの生態の放流は禁止となりました。サギ諸君にはくわえそこなって再放流罪でお巡りさんに軽犯で捕まらないよう気を付けてもらいたい
そのサギさんたち
このダイサギは目の周りが青い婚姻色になっていません。飾り羽もないかな。この差はなんなんでしょう。1年目だとまだ性成熟していないとかなのかな?それとももう子育て終わったとか?
このコサギは目の周りが赤く婚姻色に染まっています。きれいですね
アオサギとヒバリのランデブーが撮れました
すこしおいてからアマサギを見る時間がまだあったので寄ってみましたがやはり食事の様子は見られませんでした。短い首でどう獲物を探すのか、歩き方は、獲物に嗜好はあるのかとか色々見てみたいです
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